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青葉区版 公開:2017年3月30日 エリアトップへ

開発した知育玩具「こどもトランプ1to10」がクールジャパン商品に採択された 坂東 友恵さん 青葉台在住 36歳

公開:2017年3月30日

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専業主婦から起業家へ

 ○…優しい手触りでシンプルなデザイン。4種類の色と形、1から10までの穴が開いており、五感を使い、楽しく数字を学ぶことのできる知育トランプを開発し、2015年に起業。発売を開始してまだ間もないが、日本を代表するクールジャパン商品に採択された。10月からはパリで展示も決まっている。「まさか開発した商品がパリに並ぶなんて。本当に驚きです」

 ○…出身は兵庫県。結婚までの28年間を過ごした。結婚を機に仕事を退職し、「普通のどこにでもいる専業主婦」に。子どもと遊ぶ中でふと思いついたのが、年齢や障害の有無も関係なく、誰でも楽しめるシンプルなトランプだった。アイデアが浮かぶと、個人よりも会社の方が信頼を得られるからと時間を置かずに会社を設立。専業主婦から起業家へと転身した。当時35歳。子どもは小さく、手がかかる時期だったが、何とか時間をやりくりし、煩雑な業務をこなしていった。

 ○…起業のための知識も人脈もなかった。「何も知らなかったので、会社を作ったほうが楽だと単純に思った。やることがたくさんあることに後から気がついた」と笑う。手触りを維持し、厚紙に穴を開けるにも、専門的な職人の技がいる。まったく知識もないまま、紙加工の職人がいる工場へ飛び込み、「こんなトランプを作りたい」と思いを伝えた。熱意が伝わると、手を差しのべてくれる職人も現れた。「会社を作ってみたら色々なことが動き出した。たくさんの人に助けられてきた」。持ち前の明るさと行動力を発揮し、約1年で商品化までこぎ着けた。

 ○…仕事から活動は広がり、福祉ホームでの自立支援や子育て支援に関わるように。忙しい日々だが、「時間を自由に使い、自宅で働くことができれば」と理想のワークスタイルを思い描く。今は子どもが春休み。家族との時間を大切にし、一緒にトランプで遊ぶことも。「育児も仕事も一生懸命にしたい」とほほ笑んだ。

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