鴨志田町の横浜美術大学(岡本信明学長)の学生がデザインしたラグマットがこのほど、製品化されることが決まった。
これは、インテリアの総合卸商社の大一商事株式会社=東京都大田区=とコラボレーションした産学連携事業。同大の短大時代の卒業生が社員として働いていたことが縁で実現したもので、学生の斬新な想像力と企業の技術力で新たな市場を開拓することが狙いだ。昨年春、同社が学生向けの「ラグデザインアイディアコンペティション」を打診。「じぶんの部屋で使いたい」「こういうラグがあったらいいな」をテーマにデザインを募集し、40件の中から4人の作品が選ばれた。
入賞したのは相澤芙希さん、石井晶二さん、桶作百穂さん、傅嘉巍さん。同社の企画会議にも参加し、製品化するにあたって必要な条件をクリアするために話し合いを重ねたという。
4月17日には、同大で報告会を開催。学生らも参加し、出来上がったラグが披露された。刺繍やプリント、ゴブラン織りなど、それぞれのデザインにあわせて異なる手法が用いられているほか、サイズや形も作品によってさまざま。「自分の作ったものが形になって感動した」という学生の声もあった。同社の担当者は「自由な発想のデザインでとても新鮮だった。バイヤーからも好評で、今後も2回、3回と続けていけたら」と話している。
今回制作されたラグマットは、同社のショールームに展示されているほか、カタログで展開される予定だ。
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