フラワーデザイナーの星野久美さん=藤が丘=が5月15日、ニューヨークのメトロポリタン美術館で、フラワーオブジェを展示する。
星野さんは、花を通じた地域振興や国際交流を行う(一社)「花のある街振興会」に所属し、国内外で活動している。昨年秋、ニューヨークの国連本部でオブジェを発表したことがきっかけで、同美術館での展示が決まった。
「日本の文化を伝えたい」という思いから着物や桜、富士山のイメージは当初からあったというが、今回全面的に使ったのが折り紙だ。今年2月、折り紙の老舗の大與紙工(株)倒産のニュースを目にし「日本人ならなじみがある『ダイヨの折り紙』に感謝を込めて何かできないか」と奔走。同社の折り紙や和紙を買い取ったエコホールディングス(株)の藤林久士会長が星野さんの思いを聞き、好意で提供してくれたという。
作品には、生花をリアルに再現した「アーティフィシャルフラワー」のコチョウランや布で作ったハナショウブに加え、折り紙や和紙を使った千輪の桜をちりばめた。星野さんが主宰する教室の生徒29人と制作し、草履などの小物も和紙で仕上げた高さ1・8m、幅3mの大作だ=写真上。星野さんは「海外の方に『折る』文化もぜひみてほしい。帰ってきたら日本でも展示したい」と話している。
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