公平で、長続きさせる福祉を! 横浜市会議員 山下正人
29年度の担当常任委員会は、健康福祉・医療委員会です。医療、高齢者・障害者等の福祉政策を所管する局で、政策課題は広範囲に及びます。福祉政策は持続性が重要です。予算に余裕があれば、何でも手厚くできますが、予算の制約があると「今は可能でも、10年後は廃止せざるを得ない」となり、大変困ります。特に、若年層と高齢者層では世代間の不公平感が強いと感じています。社会保障の信頼性を高めるためにも、若い世代が安心できる制度設計に変えていく必要性があります。介護なども、今以上に要介護度が進まない取組みが大切です。「健康で長生き」の福祉へ、その歩みを進める年度にしたいと考えます。
独の動物福祉に驚き!
健康福祉局は動物愛護政策も所管します。私は先日、175年の歴史を持つベルリンの「動物の家」を訪問しました。欧州最大の動物シェルターです。ドイツでは動物福祉の考えが市民に根付いています。市民は施設から保護犬(猫)を求め、また、市民も動物福祉に対して多くの寄付を行います。建設費はじめ年間800万ユーロの運営費も、ほぼ寄付金で賄っているのですから驚きです。ベルリンの担当者が「動物の問題でなく、人間の問題」と断言するように、動物(ペット)との共生には人間(飼い主)の課題が多い状況です。横浜市もH23年に動物愛護センターを整備してからは、殺処分は減少しましたが、今でも3桁に及ぶ動物達が処分されています。この状況の改善は喫緊の課題です。欧州視察の成果を良い形にしたいと思います。
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「社会保障政策」の責任者として4月4日 |
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