山内中学校(簗瀬一爾校長)のハンドボール部女子が、4月から5月上旬にかけて行われた神奈川県の春季選手権大会で優勝を果たした。秋の新人大会に続き、県での連覇を達成した。
今大会はトーナメント方式で県内44校が参加。同部は3月末まで県代表で全国選手権大会に出場しており、短い調整期間での参戦となった。横浜地区の第1シードとして初戦から順当に勝ち進み、迎えた決勝では昨年まで2年連続優勝の岩崎中=保土ケ谷区=と対戦。「よく試合する相手なので、どう守るか対策して臨んだ」とキャプテンの杉田琉海(るあ)さん(3年)。同部の持ち味である組織的なディフェンスと全員で走る速攻で相手の流れを止め、9対3で前半を折り返すと、勢いに乗ったまま14対6で勝利をつかんだ。副キャプテンの鈴木理紗さん(3年)は「うまく連携できた。シュートコースなど個人の課題も見つかったので、改善していきたい」と話す。
初出場した全国大会では応援合戦が大きく、ベンチからの指示が聞こえないという大舞台ならではのアクシデントも。この経験から今大会では試合中は顧問が指示を出さず、選手たちが自ら考え判断することに挑戦した。「残り時間がない時、子どもたち自身が選択しなければならない瞬間が来る。上で勝っていくためには必要」と榑谷(くれたに)和弥顧問は話す。杉田さんは「自分がやらなければという責任感が生まれた」と振り返る。鈴木さんは「次に向けてもっと自分たちで判断できるようにしたい。一瞬でも相手に勝てる、と思わせないチームになりたい」と表情を引き締めた。
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