昭和大学藤が丘リハビリテーション病院では、8月8日に高校生による壁画が完成。利用者らの目を楽しませている。
これは、橘学苑高校=鶴見区=デザイン美術コースの有志の生徒が手がけたもの。2014年から始まった取り組みで、患者がリハビリのために利用する「階段室」に、毎年独自の壁画を施している。1階から始まった制作も今年は4階から5階と、最上階までたどり着いた。
生徒らは夏休み中の9日間を利用して制作した。今年は27人が参加し、全員が提出したデザイン案の中から投票で最上桜雪(さゆき)さん(2年)の作品が選ばれた。テーマは「風車」。最上さんは「今回は最上階の階段なので、風を感じてもらえるように意識した」と話す。淡い色あいに「亀甲」や扇子など、縁起物を加えたにぎやかなデザインだ。同校の平町公教諭は「これまでは風景など写生的な作品が多かったが、今年はモチーフをデザイン化した一歩踏み込んだ作品」と評する。アクリル絵の具を使っているため「ぼかし」の表現が難しいというが、エアブラシなどを活用して繊細に仕上げた=写真。
初めて参加したという三岡恵衣実さん(3年)は「他の学年と関わることができて楽しかった。可愛く描いたので、リハビリする人に明るい気持ちになってもらえたら」とコメント。同院の林好彦さんは「毎年楽しみにしている。患者さんも喜んでいると思う」と笑顔をみせた。
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