花を通して「和の心」を発信しているフラワーデザイナーの星野久美さん=藤が丘。このほど、新たな企画として「お花と折り紙で拡げる着物ドールの輪」をスタートさせた。
「着物ドール」は小さなトルソーに折り紙や和紙を着物に見立てて貼り付け、花を組み合わせた小型のオブジェ。この制作を通して日本の「折る」文化や紙の美しさを伝えたいと、星野さんが考案したものだ。子どもや外国人でも作りやすいよう工夫した。フラワーサロンを主宰する星野さんは、フラワーデザイナーとして教室を開く自身の生徒らに向けた講習会を8月からスタート。制作法を伝え、参加者はそれぞれの立場でドールの作り方を広めていくという。シニア向けに粘土の花づくりを教えているという女性は「生徒さんにも喜ばれそう」と笑顔をみせた。
使用している紙素材は2月に倒産した「大與紙工(株)」のもの。星野さんは倒産のニュースを聞き、5月のニューヨークでの展示作品に急きょ同社の折り紙を取り入れるなど、その認知に尽力。前回に続き、今回もエコホールディングス(株)から在庫を譲り受け制作している。「提供頂ける限りは、誰もがなじみのある『ダイヨの折り紙』を懐かしみ、日本ならではの繊細な紙の魅力を伝える作品を発信したい」と星野さんは話す。
現在、一般向けの講習会も開催中。詳細、問い合わせは星野さん【電話】050・3463・9904へ。
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