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高血糖値は「認知症」の危険大 糖尿病患者は予防策を
国民病とも言われるほど患者数が増加している糖尿病。生活の質を著しく低下させる糖尿病の3大合併症と言えば手足の痺れを引き起こす「神経障害」や失明の危険がある「網膜症」、人工透析が必要になる「腎症」だが、近年は4番目の合併症として「認知症」が挙げられている。
今回は、昭和大学藤が丘病院脳神経内科で認知症などの分野を研究し、また、糖尿病など生活習慣病の治療を行っている「あざみ野坂の上クリニック」の医師でもある馬場康彦准教授=写真=に話を聞いた。
馬場准教授は「糖尿病やその予備軍など、血糖値が高い人ほど認知機能が低下する傾向がある。そのため、定期的に認知機能テストや頭部画像検査を行うことが望ましい」と説明する。
認知症の中でもアルツハイマー病と血管性認知症は糖尿病との因果関係も認められており、同クリニックなど日本糖尿病学会認定の専門医がいる医療機関で血糖値をコントロールしていくことが認知症予防の面からも望ましいという。
脳神経内科も併設
認知症のほか、脳卒中やパーキンソン病、多発性硬化症、末しょう神経障害など幅広い病気を対象とするのが脳神経内科だ。同クリニックでも今年から脳神経内科外来を設け、患者の生活の質を上げるべく治療を行っている。診察をする馬場准教授は「例えば物忘れや呂律が悪い、手足が動かしにくい、頭痛やめまい、視野がぼける、手の震え、転びやすいなどの症状があれば相談をしてください」と話している。
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