青葉消防団(徳江傳三団長)は10月25日、学生団員を昨年度中に大幅に増員させたとして野田聖子総務大臣から感謝状を授与された。学生団員増員を理由とした感謝状は市内20消防団の中でも初めての快挙となる。
総務省は全国的な消防団員数減少を踏まえ、2013年度から団員数を相当数増員させた消防団などに対し感謝状を贈呈している。今年度は全国34団体に感謝状が贈呈され、市内では青葉のほか、旭、保土ケ谷、泉消防団が選ばれている。25日に総務省で感謝状を贈呈され、横浜市役所で柏崎誠副市長に対して報告会が行われた。
団員数増員による功績で選ばれた市内3消防団とは異なり、学生団員を増員させたことが評価された青葉消防団。昨年度の団員増員数26人に対して学生団員は19人を占めている。青葉消防署消防団係は、災害対策で消防団の重要性が再認識される中、活動のPRと団員募集を強化してきた結果と説明。加えて区内には6つの大学があるという地域特性を踏まえ、積極的に学生団員の確保に努めてきたという。
徳江団長は「団員の高齢化が進んでいるほか、日中は区外で働いている団員も増えており、(区内にいる)学生の入団は心強い。これからも女子学生を含め、学生団員を確保し、地域の防火防災減災に努めていきたい」と話す。また、渕上正基署長は「団員が増えることは地域の防災力向上につながる」と今後の活動に期待を込めた。
11月1日現在、区内の大学に通っている学生団員は44人。内訳は日本体育大学22人、桐蔭横浜大学21人、国学院大学1人。
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