県議会レポート シニアも子どもも笑顔になるために 神奈川県議会議員(自民党) 内田美保子(みほこ)
2017年も残りわずかとなりました。今年は皆様にとってどんな年だったでしょうか。さて、神奈川県の状況をみれば、少子高齢化が一層進み、人口減少の足音も近づいてきた1年でした。ひとり暮らし高齢者も増えてきましたが、将来の備えを充実させ、不安のないようにしていかなければなりません。また、せっかく生まれた貴重な命を共に育んでいくこと、「子育てにもやさしい社会づくり」を目指すことも大切です。
私たち自民党神奈川県議団も、あらゆる政治課題を念頭に置きながら、少子高齢化の波に対応できるように活動していきます。
医療介護の充実を
県は今年度、国からの交付金等を原資として、地域医療・介護福祉サービスの充実に力を入れてきました。また、今年は3年ごとに見直しをする『かながわ高齢者保健福祉計画』の最終年度です。介護保険制度の円滑な運営と適切なサービスの提供、介護保険施設の計画的な整備、高齢者の介護予防や生きがいづくりなど、高齢者の尊厳を守るための取組を進めています。
そのほか、市町村を支援し、介護給付等に要する費用の一部を交付するとともに、サービスを提供する事業者の指定や指導、また介護サービス情報の公表など、地域密着型の体制の充実を急いでいるところです。加えて、後期高齢者医療制度の安定的な運営に向けた支援や、認知症リスクを軽減するための試みも始まっています。
子ども・子育ての支援
子育て支援については、今年度も保育所などを利用する待機児童対策を推進するため、『安心こども基金』を活用し、保育所等の整備にかかる費用を市町村に対して補助しました。「延長保育事業」など市町村が実施する地域子ども・子育て支援事業に対しての補助や子育て支援人材を育てていくための「保育士修学資金貸付事業」、放課後児童クラブで従事する放課後児童支援員の認定資格研修など、多方面での取組が進められています。
子どもの貧困対策については「かながわ子どもの貧困対策会議」が設置されるとともに、「かながわひとり親家庭相談ダイヤル」(【電話】045・211・5213)など、ひとり親のさまざまな悩みに関する一次相談窓口も開設されています。生活困窮世帯の子どもが健全に育成できるように、学習の場や居場所づくりの事業も始まっています。
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「社会保障政策」の責任者として4月4日 |
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