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ヒートショック 冬場の入浴に潜む危険 浴室と居室の温度差に注意

掲載号:2018年2月22日号

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 身体を温め、リラックス効果のある入浴が命の危険につながることもある。消費者庁の調べによると入浴中の溺死者数は増加傾向にあり、そのうち65歳以上の人が約9割を占める。

 溺死の主な原因のひとつで、冬場に気を付けたいのが「ヒートショック」。居室と脱衣所、浴室・浴槽の急激な温度変化により、血圧や血流が大きく変動し、脳出血や脳梗塞・心筋梗塞などを引き起こすもの。入浴中に動けなくなり、そのまま溺れてしまうケースも多いという。脱水症状で浴槽から上がる時に転倒する恐れもある。持病がなくても誰にでも起こりうることで、密室ゆえに周囲もすぐには気付かないのだ。

 防ぐポイントはいくつかある。まずは脱衣所を温めること。ヒーターの設置やマットを敷くだけでも体感温度は変わる。浴室の床を事前にシャワーなどで温めたり、浴槽の蓋を開けて蒸気を充満させたりして、温度差を縮めておくことも大切だ。湯温の目安は40〜41℃。それ以上になると、さらに血圧の変動が大きくなり突然死を起こしやすい。 入浴する際は、足元からゆっくりかけ湯をして、時間は長くて10分程度。肩や首まで浸かると、心臓や肺に負担がかかるので避けたほうがいい。入浴中、眠ってしまって意識が朦朧としている間に溺れることもあるので長湯は禁物。

 このほか「入浴の際は同居の人に声掛けをする」「食事や飲酒後を避ける」「入浴前後の十分な水分補給」などに気を配ることで不測の事態を防げる。
 

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