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ドラマで「現状知る機会に」 桜井院長が医療監修

文化

掲載号:2018年3月1日号

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 不妊治療に取り組む夫婦を中心に、現代ならではの多様な家族の姿を描くフジテレビの連続ドラマ「隣の家族は青く見える」。現在放送中の同ドラマの医療監修を務める、産婦人科クリニックさくら(新石川)の桜井明弘院長=写真=を取材した。

 「リアルな不妊治療を描きたい」と、医療監修の打診が来たのは昨年秋。脚本ができる前から構成や設定に無理がないか、患者へのセリフが妥当かなど打ち合わせを重ね、撮影が始まってからは休診日を使って現場にも立ち会う。リアリティを重視し、医師の向きや器具の持ち方、注射の仕方など、役者の前で実演することも。放送中に流されるテロップの用語解説にも携わる。「人工授精」という言葉一つとっても誰もがわかりやすいようにと、制作部とやり取りを重ねて決めたという。「『実際の治療はこんな感じなんだ』とイメージがわくことで、産婦人科の受診をためらう人の後押しになれば」

「不妊のリアル」描く

 映画の医療監修の経験はあるが、連続ドラマでは自身初。1つのシーンに何時間もかける「ものづくり」の現場は新鮮だ。「私自身、毎週リアルタイムで放送を見ているが『あのシーンがこうなったんだ』と新しい発見がある」と笑顔をみせる。劇中では、不妊治療に取り組む夫婦の考え方や微妙な心のすれ違いが丁寧に描かれている。「『今回もダメだった』と毎月身をもって感じる女性に比べご主人が少し楽観的、というのはよくみられる。深田恭子さん演じる主人公の心情はとてもリアル」。いろんな人に現状を知ってほしい、と思いを込める。「当事者には受診のきっかけに、それ以外の人にも『欲しいのにできない』苦労や悩みの深さを知ってもらえたら。最後まで楽しんで見てほしい」

※木曜劇場「隣の家族は青く見える」/毎週木曜午後10時〜10時54分放送

(C)フジテレビ
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