横浜市内で初めてなでしこリーグ1部に参戦する日体大FIELDS横浜のキャプテンを務める 嶋田 千秋さん 奈良在住 26歳
ひたむきに前向く「挑戦者」
○…昨年2部で優勝し、女子サッカーの最高峰のなでしこリーグ1部に参戦する日体大フィールズ横浜。首位を守りながらも勝ち続ける難しさを知った昨シーズン。楽な試合は1つもない、プレッシャーの中で勝ちきる力を身につけた今、掲げる目標は「皆でサッカーを楽しみ続けること」。今度はチャレンジャーとして、キャプテンとして3年目のシーズンが始まる。
○…出身は東京都東村山市。バスケ経験者の両親を持つ根っからのスポーツ一家。やんちゃな幼少期は外遊びで1日を過ごし、兄の試合を見たことがきっかけで小学1年でサッカーを始めた。「ただただ楽しかった」とのめり込み、中高6年間は名門「日テレ・ベレーザ」の下部組織メニーナに所属。「精神面の全てを作ってもらった」サッカー漬けの青春は「財産」だと話す。U―17の日本代表としてW杯を戦うなど頭角を現す一方、皇后杯のため2日しか参加できなかった高校の修学旅行も忘れられない。「ここからが楽しいのに、沖縄まで親が迎えに来て。でも呼ばれないよりいいか、って」と強い瞳で語る。
○…都内に勤め夜は練習という多忙な日々、つつじが丘の飲食店「八郎右エ門」は行きつけの店。「昼も夜も、1人でもよく行きますよ」と笑顔で話す。最近の息抜きは「欅坂46」。「アイドルっぽくない、表現力がすごい」とライブや握手会に行くほどのハマりっぷりだ。チームでも人気を広め「今シーズンはホームゲームで曲を流したい」とにっこり、可愛らしい一面を見せる。
○…1部昇格のために力を貸してくれ――。日体大サッカー部時代からの恩師である矢野晴之介前監督に口説かれ一昨年前、2年所属したベレーザから移籍。悲願を叶え、今度は青葉区になでしこのチームがあることを知ってほしい、と力を込める。「元気の源になるような魅力的なサッカーをして感動や楽しさを届けたい。皆さんと会場で会えたら」と晴れやかに笑った。
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