「つながり」をテーマにした自然災害復興チャリティーコンサート「あおばカノン」が3月9日、青葉区民文化センター・フィリアホールで初めて開催された。
同実行委員の糸川史生さんが中心となって、区内全12の地域ケアプラザと同ホールが企画。ケアプラザ同士や利用者、関係団体のネットワークを強化することと、地震や風水害の被災地と支援の輪をつなげるのが目的だ。
当日は子どもから大人まで約830人が来場。ステージでは各ケアプラザを拠点に活動する演奏団体とプロのアーティスト11組がボランティアで出演。合唱や器楽アンサンブルなどを披露した。サックスアンサンブルの「リーブル・サクソフォン・カルテット」=写真=の演奏では、来場者も一緒に手拍子をしながら楽しんでいた。
ロビーでは、障害者支援施設によるコーヒー・パンや小物の販売のほか、落語の披露も行われ、軽妙な話しぶりに場内は笑いに包まれた。来場した70代の女性は「若い人から高齢者まで来ているのがよかった。気軽に音楽が楽しめて、こういう場が増えていくといいと思う」と感想を話した。10カ月の息子と訪れた女性(32)は「子どもと一緒に見られるコンサートはあまりないのでありがたい」と語った。糸川さんは「1回目だが、たくさんの人に来ていただいた。今後も続けていければ」と話していた。
募金箱も設置され、集まった寄付金14万272円は日本赤十字社を通じて東北、熊本などの被災地復興支援に使われるという。
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