青葉区版 掲載号:2018年4月5日号
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「イトゥアーノFC横浜」の設立者で強化ディレクターを務める 川村 弘毅さん 宮前区在住 42歳

たぎる「情熱」を胸に

 ○…県社会人サッカーリーグ2部で戦う「イトゥアーノFC横浜」。前身の「FC横浜アズール」を2011年に設立した。代表兼監督として選手に一貫して伝えてきたのは「プロ意識を持ち真剣にサッカーに取り組んでほしい」ということ。この春、チーム名が変わったのを機に監督を退き、現在はスカウトなどを担当する強化ディレクターとして日々奔走する。

 ○…大和市出身で小学生からサッカーを始める。中学ではサッカー部キャプテンを務め、引退試合では1人号泣するほどの情熱を傾けた。プロを夢に描きながら当時部員数100人を誇る強豪、旭高校に進学。しかし、正レギュラーにはなれず、けがもあって挫折した過去を持つ。アズールを設立したのは、自分と同じように情熱を持ち、そして自分よりも才能に恵まれながらも埋もれていく選手たちを間近に見ていたから。神奈川という強豪校ばかりの場所で、いつ才能が花開くか分からない若手選手の受け皿になりたい――、そう強く思ったからだ。

 ○…専門学校、大学を経て広告制作会社に就職。朝から晩まで仕事漬けだったが、29歳で独立。若手選手の可能性を少しでも広げようと空いた時間は全てアズールにあてた。一方でサッカーを離れると「好きなものは海」と少年の表情に。「サーフィンや釣りをします。辛いときは自然と海に行きますね」と笑顔を見せる。

 ○…我が子のように育て上げたアズール。青葉区にちなみ「青」と名付けたチーム名に愛着はあったが、選手が全力で打ち込める環境整備のため変更を決意。全てはJリーグ参入という頂のためだ。「いつか選手に『人生観が変わった』なんて言われるようなチームになれれば」。熱い思いを胸に、この春7年目のシーズンを迎える。

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