県議会レポート 新年度も待機児童対策に全力 神奈川県議会議員(自民党) 内田美保子(みほこ)
整備支援に29億
3月23日に神奈川県の新年度予算が成立しました。私も予算委員会で待機児童対策など一般質疑を行いましたので、趣旨をまとめて報告します。
待機児童対策は女性の活躍の推進にもつながります。県は今年度予算で保育所や認定こども園などの整備支援に約29億を計上。国から市町村への補助と合わせて267カ所、1万900人の定員増を見込んでいます。
都市部の整備に協力
一方、都市部においては保育所を増やそうにも用地確保が困難です。また、利便性の高い駅近などは賃料が高額で、事業者の参入もしづらい状況があります。そこで県は未利用県有地の有償貸付をしているほか、新年度から新たに賃料支援として3億円の予算で107カ所を補助。ハード面の整備を着実に進めています。
保育士不足
一方、ソフト面ですが、保育士不足も深刻です。県はこの状況を打開するため、全国共通の保育士資格試験に加え、県内に資格が限定される「地域限定保育士試験」を独自に実施。新年度も4850万円を計上して試験を行います。昨年は1378人が受験し、最終合格者は278人でしたが、県内の保育所に1人でも多く就職するように働きかけを要望しました。
広域的な調整を
先ごろ、国で改正子ども・子育て支援法が可決されました。同法には「待機児童対策協議会」の設置が盛り込まれ、保育所の利用者が市町村で偏ることのないように県が広域的な調整を行うことと明示されています。広域自治体としてしっかりと進めなければなりません。
子どもは宝物
質疑の最後に副知事は「子どもたちが安心してのびのびと暮らしていける社会を神奈川から作っていかなければいけない」と話し、全庁を挙げて施策に取り組んでいくと答えました。子どもは大事な宝物です。できることは全部やって対応をしていくように要望しました。
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「社会保障政策」の責任者として4月4日 |
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