横浜市が行っている2017年度の市民意識調査の結果がこのほどまとまった。港北、緑、青葉、都筑の北部4区では、暮らしやすさでは8割を超える高い満足度が得られている一方、市政全体への満足度ではばらつきがみられた。
市民意識調査は1972年度から毎年行われており、外国人を含む18歳以上の市内居住者3200人を対象に実施。市全体で2316人、北部4区のブロックでは635人から回答を得た。
住まいの周辺環境の総合評価に関して、北部では「暮らしやすい」の回答が85・5%とブロック別で最多に。区別にみると、都筑区が93・8%と市内1位で、青葉区は85・2%、緑区は83・3%と上位5位に入っており、市の平均79・5%を上回った。また現住地選択理由では「交通(通勤・通学・買い物等)の便がよいから」が44・8%と他ブロックの中でも最多を占め、交通利便性への満足度が表れた。一方で「定住意向」については、64・1%とブロック別で最も低かった。
市政評価にはばらつき
市政全体への満足度については「満足」と感じている人が北部で46・1%、区別では青葉区で51・1%、緑区50・9%と5割を超えた。一方で、港北区は39・6%と市の平均43・9%を下回っていた。市政への要望では、全ブロック、また半数以上の区で「地震などの災害対策」が1位だったが、港北区と緑区では「最寄り駅周辺の整備」が高い割合で1位を示した。
自然環境に魅力
また、横浜の魅力については「まとまった緑地などの自然が残っている」が北部で37・0%と最多。北部では現住地選択理由でも「自然環境が身近にある」が上位3位に入っており、豊かな自然環境への満足度が示される結果となった。
市では、これらの結果を市政運営や政策立案の基礎資料として活用する方針だ。報告書の詳細はhttp://www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/seisaku/chousa/ishiki/へ。
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