神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2018年7月19日 エリアトップへ

横浜市 新生児聴覚検査を助成 県内自治体で初めて

社会

公開:2018年7月19日

  • X
  • LINE
  • hatena

 横浜市は1日、新生児聴覚検査の費用助成を開始した。聴覚障害は早期に発見された場合、音声言語の発達などへの影響が最小限に抑えられる。同検査の費用助成は神奈川県内の自治体として初めて。

 生まれつき両耳に聴覚障害がある新生児は1000人に1〜2人と言われている。言語やコミュニケーション能力は生後2、3年で発達するため、聴覚障害の発見が遅れると、能力の発達に影響があると指摘されている。

 厚生労働省の調査によると、2014年度時点で新生児聴覚検査の公費負担を行っている全国の自治体は6・3%だった。検査結果を把握してない自治体は34・9%あった。

 こうした状況に対し、厚労省は「すべての新生児が検査を受けることが重要」として各自治体に公費の助成や検査の実施を行うことを求める通知を出した経緯がある。

 横浜市では昨年、分娩できる医療機関45施設を対象に検査の実態を調査したが、受診を希望制としていたため、受診者数や受診率を把握することはできなかった。

 横浜市の助成は、音を聞かせて脳波を測定する自動聴性脳幹反応(AABR)検査で3000円、耳の中の音を解析する耳音響放射(OAE)検査で1500円。検査費は医療機関によって異なり、3000円〜8000円とされる。市こども青少年局によると、他の政令市の事例や診療報酬点数などを考慮して助成額を決定したという。

 対象者は18年7月1日以降に出生した新生児で、市内に住民票がある人が出産した新生児、または市内に住民票がある生後60日以内の乳児。生後60日までに受けた検査が対象。母子手帳の交付時に渡される補助券を医療機関に提出すると、検査費用から助成額が差し引かれる。補助券が利用できる医療機関は市内で40施設(7月5日時点)。

 同局担当者は「助成することで受けやすくなり、検査が広がるといい。異常があると判断されても早期発見し、早期支援を図ることが重要」と話す。

 問い合わせは市こども青少年局(【電話】045・671・2455)へ。

青葉区版のローカルニュース最新6

特別アマチュア無線局開局

青葉区制30周年記念

特別アマチュア無線局開局

区民イベントでは体験も

3月28日

九重龍二氏が講演

九重龍二氏が講演

國學院大學

3月28日

移動販売がマンション前に

オクトス市ケ尾

移動販売がマンション前に

鮮魚や新鮮野菜など並ぶ

3月28日

マネープランを学ぶ

市ケ尾高校

マネープランを学ぶ

三井住友信託がセミナー

3月28日

投てき板が一新

山内小150周年記念

投てき板が一新

「長く残ってほしいな」

3月28日

転倒や認知症予防して生き生きと

転倒や認知症予防して生き生きと

4月、たまプラーザでイベント

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊺専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『網膜剝離と診断されましたが、どんな治療が必要になるのでしょうか?』

    3月28日

  • おばあちゃん先生の子育てコラム

    おばあちゃん先生の子育てコラム

    第43回 「一人で悩まず、一緒に子育てしていきます」

    3月28日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.9 塗装業も歯科医も「専門家」を選ぼう

    3月21日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook