日本高校ダンス部選手権「スーパーカップ DANCE STADIUM」全国大会が、パシフィコ横浜国立大ホールで8月16日・17日に行われた。青葉区からは県立市ケ尾高校ダンス部がビッグクラスに出場し、県内で最高成績となる6位・優秀賞を受賞した。
産経新聞社と(一社)ストリートダンス協会が主催し、高校ダンス部の日本一を決める同大会。11回目となる今回は全国から456校がエントリー。7カ所で行われた地区大会を通過したスモールクラス(2人〜12人編成)と、ビッグクラス(13人〜40人編成)各50校が全国大会に出場した。
同校は、8月9日に行われた関東・甲信越地区大会Cブロックで3位となり、全国大会の出場権を獲得。今回で4回目の出場を果たした。今までの最高成績は昨年記録した13位だったが、今年は大きく躍進。同部の山城遥部長は「苦しいとき、辛いときもあったけど、ダンス部としてこれまでで1番よい成績が残せて良かった」と喜びを語る。
チャップリンを表現
おどけた表情とユニークな動き。重いカバンを持つパントマイムや、ステッキを折って慌てる姿。「部員たちで出した100ものテーマ候補の中から、1番見せ場がつくれるものを」と選んだテーマが、チャップリンだった。本番当日は2年生38人のチャップリンが会場を魅了。衣装のジャケットとベストの色を利用し、流れるように白、黒、赤と色が展開する、1番の見せ場では会場から歓声が上がった。
大会での演技はジャンルを問わず、2分〜2分30秒で演技することが条件。ビジュアル(衣装・表情)、エンターテイメント(演出・振付等)、テクニック(ダンス技術・全員の動き等)などの5項目で審査され、合計得点で競う。同校はビジュアルとエンターテイメントがともに90点満点のうち76点と高く評価された。
顧問の熊谷ますみ教諭は「今年は合宿も行い、練習方法を変えて取り組んできた。特にユニゾンに力を入れて練習してきたので、それも良かったのだと思う」と話す。
4月のテーマ決めから始まり、作り込みに重点を置いてきた。振り付けは生徒が考え、衣装や小道具も自作。テーマや音楽を決める話し合いでは意見が割れ、なかなか決まらなかったこともあったという。「全員が『大好きになれる作品を作りたい』という気持ちが強かった」と、加藤陽菜副部長。納得がいくまで話し合いを続けながら、週7日、毎日練習。県内からは同校を含めて8校がビッグクラスに出場したが、その中でも最高位となる6位となり、目標として掲げていたベスト8の突破も達成した。
同校は今後、1月に行われる県の新人戦での優勝を目標に活動していくとしている。
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