作家のギャラリーやアトリエを公開するアートイベント「Art&Craft寺家回廊」が、10月5日から開催される。作家同士の交流から始まった同イベントは寺家の自然の魅力を発信する場にもなっている。
寺家町周辺は、市が指定する「横浜ふるさと村」の1つ。農業振興地域として良好な景観を守り、山林などの保全や活用を通して地域活性化を目指すエリアだ。昔ながらの田園風景や豊かな自然が色濃く残り、その環境にひかれた多くの作家たちが工房やアトリエを構える場所でもある。
寺家回廊は、そんな作家たちの技術、情報交換や交流を目的に2007年にスタート。以来、「モノづくり」の現場や作品を公開し、訪れた参加者と顔の見える交流を持つ場として毎年開催されてきた。近年は制作現場だけでなく、屋外での展示も増加。寺家の田んぼや森、畑を空間ごと作品化する「インスタレーション」を通じて、改めて作品と環境の魅力を発信する機会にもなっているという。「自然の中にアートがとけ込むことで、モノづくりの魅力はもちろん、寺家の自然の素晴らしさも再発見できるのでは」と事務局の坂上浩美さんは期待を寄せる。
ワークショップも
10月5日から8日の期間中は、各工房を自由に訪問できる。今回は寺家にゆかりのある作家やアーティスト18組が参加。絵画や陶芸、木工や鉄の彫刻などさまざまな作品が寺家町周辺の各会場で展示されるほか、販売やワークショップも予定。各工房を巡るスタンプラリーもあり、台紙を兼ねた会場地図は寺家スタジオ他で入手が可能。
8日は和太鼓奏者のヒダノ修一さんによるライブと、寺家の竹で楽器を作るワークショップも(要予約、有料)。(問)事務局(寺家スタジオ内)【電話】045・350・3804
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