青葉音楽百景を企画・実施する器楽部会の会長を務める 今井 雅之さん 荏田西在住 56歳
奥の深さを生(ライブ)で感じて
○…区内9つの市民音楽団体を束ねる器楽部会の会長として、2012年から所属団体の演奏会イベント「青葉音楽百景」の企画・実施に携わってきた。昨年からは音楽を聴くだけではなく、参加型イベントとして、CD交換会と川柳を募集する投句会も開催。「脈々と活動を続ける団体、部会をぜひ知ってほしい」
○…小学4年生で世界的なトランペッター、ニニ・ロッソ氏の音色に衝撃を受けて音楽人生を歩み始める。谷本中学校では吹奏楽部に所属し、プロを目指して東京音楽大学へ。「誰よりもうまい」という自信があったが、大学3年生で楽団のオーディションで落選。大きな挫折を経験したが、そうした中で設立したのが、谷本中吹奏学部OB会を前身とした市民楽団「横浜緑吹奏楽団」(緑吹(りょくすい))だった。「吹奏楽部出身者は居場所がないだけで吹きたいと思っている。卒業後も地元の仲間たちと一緒にやりたかった」と振り返る。
○…演奏をサポートする側に回りたいと楽器店に就職後、現在は楽器の輸入卸の会社を経営する。緑吹では音楽監督として、音大で学んだ知識を活用し指導などに注力。企画も精力的に行い、12年からは毎年子ども向けコンサートを開催する。客席からの素直な反応に大きな力をもらったと話し、来年3月の開催に向けアニメ音楽を聞く毎日だとか。「歌詞とか壮大で。感動しちゃいますよ」
○…音楽の一番の魅力に「奥の深さ」を挙げる。月日が経つと感じ方が全く違うと話しながら、「音楽の神髄は生(ライブ)にある。録音装置とは違って毎回違うんです」と力を込める。今後は部会に所属しない団体にも声をかけ、区内でより大きなイベントを開催するのが目標だ。「小さな団体が集まることで大きなことができる。音楽で地域貢献ができれば」
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