動物たちとのふれあいを通して命の大切さを学んでもらおうと、谷本小学校(影井靖子校長)で10月26日、「いのちの教室」が開催された。
東日本大震災をきっかけに立ちあがり、被災動物の支援活動や保護シェルターの運営を行う「清川しっぽ村」のメンバーが講師として来校。会場の同校体育館には犬や猫も登場し、4年生の児童74人が参加した。
会場では災害とペットの問題をテーマにした紙芝居の上演や、セラピードッグに触りながら犬とのふれあい方を学ぶコーナーも。しっぽ村での生活スペースも再現され、実際に猫たちが自由に動きまわる様子を見ながら、動物と人間の違いなどの解説が行われた。
しっぽ村の里親5人とペットたちも参加。原発事故後、福島県相馬市で放浪していた犬のプリンちゃんを引き取った勝永美恵子さんは「雨風をしのげるところで安心させたかった」と説明。夏以降急に歩けなくなり、現在はおむつをつけているが「家族だから立てなくなってもお世話するのが当たり前。縁があって来てくれたので長く一緒にいたい」と思いを語った。
参加した児童は「被災した動物を初めて触った」、「自分で立てなくても頑張って生きている姿を見て、命の大切さを感じた」と感想を寄せた。
同団体の吉島崇憲代表は「多感な時期に生死にふれ、人にも動物にも優しい人間になってもらえたら」と話していた。
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