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美しが丘地区 百段階段にペイント まちづくり精神育む

社会

掲載号:2018年11月29日号

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ワークショップに参加したメンバー
ワークショップに参加したメンバー

 美しが丘小学校前の「百段階段」にカラーリングを施す取り組みが11月18日に完了した。これは同地区で進められてきた市民団体によるまちづくりの一環。住民自らまちを維持管理する精神を、ワークショップを通じて次世代へと継承する狙いがある。

 カラーリングは「100段階段プロジェクト」の主要な取り組みの一つで、地域住民で構成される美しが丘アセス委員会の有志らが企画したもの。

 美しが丘1丁目〜3丁目が開発された約50年前から同地区には遊歩道が広がっている。これを長年維持管理してきたのが同委員会だ。これまでに受け継がれてきた「美しが丘を守る」という精神を、次世代にも繋げていくことを目的にプロジェクトが企画され、市が助成する「ヨコハマ市民まち普請事業」の制度を活用して活動を行ってきた。

 百段階段を含む遊歩道を整備し、魅力向上に向け様々な取り組みを行う同プロジェクト。カラーリングは階段前にある美しが丘小学校が今年開校50周年ということから、記念式典でプロジェクトメンバーが装飾を施した経緯がある。同委員会の藤井本子委員長は、ワークショップとして子どもたちが参加でき、自ら階段に色を塗ることでまちへの愛着を抱かせる貴重な機会になると説明する。

「ふるさとの思い出を」

 ペイントのデザインは同小児童から募集し、プロジェクトメンバーが塗りやすさなどを考慮し選定。幾何学的な模様の計5色から構成され、それをもとに10月28日と11月18日の2日間に分けてペイントが施された。

 完成した18日には、約50人が参加。計6リットルの水性塗料を参加者自らが刷毛を使って塗りあげ、完成すると喜びの声が上がっていた。

 参加した永野結大(ゆいと)君(小5)は「難しかったけど、上手に塗れると達成感があった」と話す。家族で参加した梅田理名ちゃん(6才)は「塗り絵みたいでもっと塗りたい」と笑顔だった。藤井委員長は、「子どもたちも喜んでくれ、やってよかった。ふるさととしての思い出を残せれば」と話した。

 プロジェクトは今後、階段下に照明と情報掲示板を設置するほか、美しが丘の魅力を記載したタイルを遊歩道に埋め込む作業を行う。年度内には、同プロジェクト全体のお披露目会を予定しているという。藤井委員長は「整備が終わった後も、まち歩きツアーなどでまちづくりの精神を伝えていきたい」と話している。

ペイントする子ども
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