障害児・者やその保護者などで構成される市民団体「あおば当事者研修実行委員会」が11月13日、ふれあい青葉で「障がいのある方たちの自立生活セミナー」を開催した。
同委員会は障害者が自発的に選択・行動範囲を広げ社会参加を目指すことを目的に1999年に発足。毎年秋と冬にセミナーを行っており、今回は保護者向けの秋の講座の一つとして開催された。
当日は約20人が参加。講師として相模原で生活介護事業を行う社会福祉法人アトリエの磯部伸之代表らが参加し、「不便利屋がやってくる!〜福祉って魅力的?」をテーマに講演会が行われた。
同法人は障害者によるなんでも屋「不便利屋」を営んでおり、地域住民から依頼を受けることで、メンバーが家の清掃や廃品処分、生活の介助などを行っている。磯部代表とともに登壇したメンバーの1人は、知的障害者として生活介護を受ける立場でもあるが、不便利屋として自らサービスを提供することにやりがいを感じているとコメント。磯部代表は「不便利屋を利用した方からは『ユニークな人と一緒にいられてうれしい』という言葉もいただいている」と説明し、「障害の有無に関係なく人と人とは繋げられる」と話していた。
その後、意見交換の時間では、ダウン症の娘を持つ母親が「娘の魅力を活かしたい」と発言するなど、様々な意見が飛び交い活気を見せていた。同委員会の池上信江さんは「アトリエさんは利用者との関係性を非常に大事にされている。サービスを受けるだけではなく、作り上げていくことが大事」と語っていた。
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