「神奈川県夏のすいせん図書読書感想文コンクール」の入選作が先ごろ決まり、桐蔭学園小学部から4人が入賞した。
県内在住、在学の小学生を対象にした同コンクール。低・中・高学年の3部門があり、各部門で最優秀賞1編、優秀賞2編、佳作3編の計18編が選ばれる。今年は3部門合わせて4274編の応募があった。
桐蔭学園からは高学年の部で5年生の佐藤信汰君が最優秀賞、6年生の井堀恵太君が優秀賞、5年生の佐藤剛瑛君が佳作に。また、低学年の部で1年生の森本翔太君が佳作に選ばれている。
最優秀賞の佐藤君が選んだ作品は『僕は上手にしゃべれない』。吃音症に悩んできた中学生の主人公が放送部に入り、周囲と関わり合いながら成長を重ねる物語だ。「自分も人と話すことが得意じゃない」と共感したことや、自分も努力しようという思いを文章にした。「大きな賞をもらえてうれしい。家族が喜んでいるのを見て実感した」と感想を話していた。
優秀賞の井堀君が選んだのは『空へ』。父を亡くし、母と妹との3人暮らしの中で葛藤と成長を描いた作品。主人公の選択を通じ、「自分が人生でどういう選択をするのか考えるきっかけになった」と振り返る。井堀君は今回で3度目の受賞。本の感想や感じ方が学年が上がるにつれて変わってきたと話しながら、受賞を喜んでいた。
佳作の佐藤剛瑛君も作品は『空へ』。「初めての受賞でびっくりした。自分の言葉で感想を書けて良かった」と語った。また、『しっぽ!』を作品に選んだ森本君は「難しかったけれど、うまく書けたと思った。うれしかった」と話していた。
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