鴨志田緑小学校の5年1組の児童が3月19日、総合学習の一環で鴨志田中学校内にある市民図書室に本を寄贈した。
「自分たちが住む地域をより良くする」をテーマに今年度の学習を続けてきた1組。図書室で子どもの利用が少ないという話から、児童自ら「子どもが好きそうな本」を選定。『ジュニア空想科学読本』『5分後に意外な結末』『若おかみは小学生!』『ざんねんないきもの事典』の4冊を贈った。本の代金は昨年、地域の夏祭りで割り箸を加工した自作箸を販売した売上から工面したという。
図書室の担当者である勝村千架子さんは「本の予算が削減されている中で本の寄贈は大変ありがたい。子どもたちからの寄贈も初めて」と喜ぶ。金井伸一教諭も「地域の方々に喜んでもらえれば」と期待を寄せる。
学習の成果を掲示中
1組は夏祭りで割り箸を販売した経験から環境問題に目を向け、地域のごみ問題を調べるなど総合学習を継続。実際にまちを歩き、ごみの多さも実感したという。児童はこの問題を地域にも伝えたいと、本の寄贈と合わせて図書室に学習の成果としてごみのデータやごみの実物などを掲示。代表児童は「地域をきれいにするためにも知ってほしい」と呼びかけている。
金井教諭は「子どもたちが地域のために活動したことがこうして結びついた。地域とのつながりを感じながら成長してもらえれば」と話していた。
図書室は土日のみの開館。本の貸し出しは鴨志田中学校区在住者に限るが、児童が調べた学習成果は誰でも閲覧可能。掲示は4月末まで。
|
<PR>
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
映画で学ぶ英会話4月18日 |
|
<PR>