区内の中学校野球部有志で結成する「青葉ベースボールアカデミー(青葉クラブ)」が3月30日からはじまる「14U関東オープンKB野球大会」に神奈川県代表として出場する。昨年5月に結成された青葉クラブにとって初の大舞台に期待が集まる。
学校の部活動において短縮化の動きが進む中、「もっと野球がしたい」「上手くなりたい」という野球部員のために学校教諭ら地域の大人がボランティアで指導する「青葉ベースボールアカデミー」。区内の公立、私立中学12校から希望者を募り、約40人が同じチームの一員として月2回ほど練習を重ねている。
チームキャプテンの伴愛斗さん(14・あざみ野中)は「毎日一緒に練習できないのでチームワークが課題だった。練習を重ねるなかで話し合う機会を多く持つようにして、雰囲気も良くなってきた」と笑顔で語る。普段はライバルでもある他校の部員と結成するチームならではのむずかしさもあるが、コーチを務める青葉台中学校教諭の坂脇寛人さんは「お互いが刺激しあい、チームとして強くなることで、それを自分たちの学校に持ち帰り、青葉区全体のレベルアップにつながれば」とこのクラブの意義を話す。
めざすは優勝
関東オープンKB野球大会は、日本中学生野球連盟の下部組織である神奈川県KB野球連盟が主催する。神奈川や東京、埼玉など1都5県から選抜されたチームのほか、北海道と山形からの招待を含め16チームが参加する。神奈川からは青葉クラブを含む予選を勝ち抜いた4チームが出場する。副キャプテンの宮本侑弥さん(14・あざみ野中)は「めざすは優勝。1人ひとりが勝利への意識を高く持ち、全力で臨みたい」と意気込みを語る。大会はトーナメント形式で、青葉クラブの初戦は保土ヶ谷球場で埼玉代表チームと争う。坂脇さんは「他県の選手と真剣勝負をすることで、その経験を各校で生かしてもらえたら」と期待を寄せた。
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