演劇表現を用いて様々な社会問題を啓発する任意団体「表現のチカラ」が4月13日、あざみ野のギャラリー「スペースナナ」で高齢者向けの特殊詐欺対策防犯ワークショップを開催した。
表現のチカラは横浜市在住で俳優の、はだ一朗さん(48)が昨年設立したもの。警察の監修を受けた最新の振り込め詐欺の防止策を伝えることで、市民の防犯意識向上に繋げることが目的だ。今回のワークショップはその活動の第一弾として実施された。
ワークショップは、大阪ではださんが上演してきた2人組演劇の演目を一人芝居に再構成したもの。警察官に扮した寸劇パートと、対策方法を伝えるパートに分けて実施された。はださんは振り込め詐欺などの被害額を伝えながら、身を守る方法として「他人事だと思わない」「固定電話に出ない」「お金が絡む内容は一旦切って相談する」という3つの対策方法を熱弁。集まった40人の来場者は真剣な表情で話に聞き入っていた。
はださんは「特殊詐欺の犯罪者は命がけの芝居をしているから『まさか自分が』と騙されてしまう。ライブにはライブで対抗しないといけない。演者の1人として立ち上がる必要性を感じた」と話す。今後は大阪に住む演劇の仲間を横浜に呼び、同様のワークショップを市内18区で実施していく予定だ。
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