青葉警察署は6月24日、振り込め詐欺の被害を未然に防止した大学生の松本航さん(20)に感謝状を贈呈した=写真。
松本さんは6月12日、あざみ野駅近くのATMで、携帯電話で話しながら操作している男性に遭遇。残高照会を求められ、不安そうな様子に振り込め詐欺を疑い、警察に通報。すぐに警官が駆けつけ、保険料還付を名目にした振り込め詐欺を未然に防いだ。
「私にも祖母がいて、高齢者を狙った犯罪が許せなかった」と語る松本さん。被害を見過ごせないが、見ず知らずの自分がいきなり話しかけると余計に驚かせるかもと、警察への通報を思い立った。感謝状を贈呈した大野晶尚署長は「松本さんのような若い方が勇気をもって行動してくれて大変ありがたい」と感謝を述べた。
ケアプラでも取り組み
区内の今年の振り込め詐欺被害は50件約9770万円(7月1日現在)。被害が絶えない状況の中、もえぎ野地域ケアプラザでは6月24日、警察署員を招いた防犯講話を実施した。主催した同館の池田宗照館長は「まちぐるみで注意喚起したかった」と語る。
防犯講話には利用者など約30人が参加。生活安全課の岡崎航太さんが詐欺の説明を行ったほか、DVDで事例ドラマを見る時間も用意され、参加者らは真剣な表情で話に聞き入っていた。
79歳男性は「向こうもプロ。騙されないようになるべく電話に出ないようにしている」と話した。
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