横浜あおばライオンズクラブの会長に就任した 菅野 義矩(よしのり)さん 荏田町在住 72歳
今こそ大事な「愛は勝つ」
○…青葉区を拠点に献血や盲導犬育成の募金、少年スポーツチームへの寄付など様々な社会奉仕活動をする「横浜あおばライオンズクラブ」。入会25年で初の会長として、今期のテーマに「愛は勝つ」を掲げる。「『友愛と相互理解の精神』がライオンズの誓い。こんな時代だからこそ恥ずかしがらずに言葉に出して、更なる奉仕に取り組みたい」と笑顔で語る。
○…横浜市会議員を7期務め、この春引退した。在職中は、身内の介護などをきっかけに障害者支援や福祉の充実をライフワークに掲げ、現在は議員時代に立ち上げた社会福祉法人の理事長として、グループホームの運営や障害者の支援に取り組む。「まだまだ日本には障害者への偏見や不公平なことが多い。政治の世界は離れたが、今後も福祉と市政の両方を知る立場として、支援に尽力したい」と力を込める。
○…福島県生まれ。「牧場をやってみたい」と獣医師をめざして日本大学に入ったが、当時の学生運動のあおりを受け、獣医師免許を取れずに卒業。父親の紹介で入った証券会社でサラリーマン人生を歩む中で、ある講演をきっかけに不公平税制の是正を掲げる「サラリーマン新党」と出会い、最初は秘書として政治に関わるようになった。
○…元議員で法人理事長という肩書をもちながら、今でも周りから「菅(かん)ちゃん」と呼ばれる人柄。介護や虐待で困っているという連絡を受ければすぐに駆けつけ、ひきこもりなど家族の問題で悩む家族会の代表も務める。そんな自身のストレス解消法は40年以上続けるランニングと野球、そしてカラオケ。「俺の堀内孝雄の『竹とんぼ』を聞いたら泣いちゃうよ」と笑う。「なんとかしなきゃいけない問題が山積みだ」。愛を胸に、まだまだ忙しい日々は続きそうだ。
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