青葉区が作成したエンディングノート「わたしノート」の活用法を学ぶ講座が8月9日、さつきが丘地域ケアプラザで開催された=写真。
エンディングノートとは人生の終盤に希望の生き方や伝えておくべき情報などを書いておくもの。同地域ケアプラザともえぎ野地域ケアプラザ、区の共催で38人が参加した。
講師を務めた行政書士の柳川晶子さんは「誰も明日のことは分からない」と話し、家族が困らないようにノートを書いておく重要性を説明。また、使っていない銀行口座やクレジットカードは自身の死後、相続対象になったり、解約に手間取るため、事前の整理をアドバイス。ネット銀行やネット証券は利用自体が家族には分からなくなると注意を促し、パスワードを伝えておく必要も語った。
そのほか、柳川さんは連絡先が携帯電話にしか入っていないと、もしもの時に家族は友人などに連絡できないと指摘。自身との関係と共に連絡先を書いておくことが良いという。また、延命措置や介護について記入する欄は、家族が判断する指針になるとして気持ちを書いておくべきと語った。
同講座開催に協力した男性サークル「食遊クラブ」の松本延四郎さんは「自分が日頃いかに整理できていないか分かった。これから物と心の整理をしたい」と感想を語った。柳川さんはノートの内容を信頼できる人に伝えることが大切と話したほか、気持ちを整理し、自分を見つめ直すきっかけになると呼び掛けていた。
「わたしノート」は区高齢・障害支援課や区内地域ケアプラザなどで配布している。(問)同課【電話】045・978・2449
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