連載【5】 IR誘致ありきの姿勢は問題 横浜市会議員 藤崎浩太郎の市政報告
私は、横浜市のカジノ誘致に反対しています。
10月8日に市会で開かれた政策局の決算審査でカジノ・IR関連の質疑を行いました。8月22日に市長がカジノ・IR誘致方針を表明して以来、本会議や委員会など様々質疑が行われる中で明らかになったのは、市がリスクやデメリット、それに対する費用等の分析をしていなかったことです。
私は8日の質疑で副市長に対してその理由を問い質しましたが、明確な答えはありませんでした。カジノ事業者が示しているメリットばかりを見るのではなく、マイナス面を詳細に調査し、分析して費用を明確することは非常に重要です。
マイナス面は無視
先日2億6千万円の補正予算が可決され(私は反対)、その予算の一部で調査が行われます。その結果、マイナス面が大きければカジノ誘致の撤回が当然だと思いますが、林市長は悪い材料が多かった場合の対応について、なんと「方針を撤回することは考えておりません」と答え、さらに副市長は「マイナスになるということは今、考えておりません」と断言。調査前であるにも関わらずです。
まさに誘致ありきで、市民の声を聞かず、事業者の示すメリットばかりを判断材料にし、マイナス面には目を向けない市政運営は大きな問題です。横浜市政は市民のものです。今後もカジノ誘致がなされないように取り組んで参ります。
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「社会保障政策」の責任者として4月4日 |
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