プロ野球ドラフト会議が10月17日に都内で行われ、桐蔭学園高校=鉄町=の森敬斗内野手が横浜DeNAベイスターズから1位で単独指名を受けた。また、日本体育大学=鴨志田町=の吉田大喜投手は2位で東京ヤクルトスワローズから指名を受けた。
ナンバー1遊撃手の評価
森選手は硬式野球部の主将として同校を16年ぶりの春のセンバツに導き、夏に韓国で行われたU―18ベースボールワールドカップにも日本代表として1番レギュラーで出場。ベイスターズから「走・攻・守、三拍子揃ったナンバー1遊撃手」と評価を受け、同部の片桐健一監督が「グラウンドが小さく見えるスケールの大きさ、ダイナミックなプレーが持ち味」と話す逸材がプロへの扉を開いた。
同校から直接のプロ入りは42年ぶり。1位指名後、学園内で記者会見に臨んだ森選手は「学園の伝統の中にしっかりと名前を刻めるように、プロの世界に入っても頑張っていきたい」と抱負。また、プロとして対戦したい選手に奥川恭伸投手(星稜)、負けたくない選手に石川昂弥内野手(東邦)と日本代表のチームメイトを挙げた。
出身の静岡を離れ、寮生活だった森選手。野球以外にも「人としての部分で成長できた」と3年間を振り返ったほか、印象に残っている試合に横浜高校に11対2の大差で敗れた昨年の秋季県大会決勝を挙げた。森選手はこの敗戦をバネに、続いて行われた関東大会初戦、常総学院戦でサヨナラ満塁本塁打を放ち、その勢いのまま優勝。センバツ出場へと結果を出した。
地元球団ということで森選手は「たくさんの方に応援してもらい、10年、20年と長く結果を残せるようにやっていきたい」と話し、「ファンの方が震えるようなプレーを見せたい」と意気込んだ。
151Kmの即戦力右腕
日体大の吉田選手は最速151Kmの右腕。春にはリーグ戦1位の防御率をマークし、大学日本代表として日米大学野球選手権大会にも出場した即戦力投手だ。
ドラフト当日は横浜・健志台キャンパスの学生食堂でパブリックビューイングを実施。指名の瞬間大勢の関係者から喜びの声が上がった。
「小さい時からの夢だったのですごく光栄」と吉田選手。投手増強が課題のヤクルトの指名に対して「即戦力が期待されると思うので、1年目から自分のできることをすべてやり、活躍したい」と意気込みを語った。
日体大では昨年、松本航・東妻勇輔の両投手がそれぞれプロ入り。1年先輩の雄姿を見て「すごく刺激を受けた。自分も絶対ああいう舞台に立ちたい」と強いモチベーションにつながったという。将来対戦してみたい選手は巨人の岡本和真選手で、「一番いいバッター。チャレンジしたい思いがある」と話し、「ストレートのキレとコントロールの武器を生かして大事な場面で任されるピッチャーになれれば」と力強く語った。
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