「夢だったニューオーリンズで聖者の行進を歌いたい――」。ジャズ発祥の地でゴスペルを披露した区内アマチュア合唱団がいる。ゴスペルグループ「Nico&Gospel Chorus Company」を主宰するNicoさんに、その演奏体験を聞いた。
Nicoさんは日本最古のオペラ団体・藤原歌劇団に約40年間所属した経験を持ち、現在はたまプラーザなどで声楽指導を行っている。彼女とその教え子たちで結成されたのが同団体だ。
今回のニューオーリンズ演奏に参加したのは総勢16人。知り合いの伝手で複数の教会に連絡を取り、YouTubeの合唱動画を見たNew Light Baptist Churchから演奏許可が下りた。世界80カ国で公演や活動をしてきたNicoさんにとっても初めてのことだった。
演奏曲は『アメリカ国歌』と『聖者の行進』のメドレーや十八番の『KUMBAYA』、教会からリクエストのあった『How Excellent』の3曲。本番は日曜礼拝の中で行われた。
50人以上の来場がある中、音楽ディレクターの黒人女性に招かれていよいよ本番へ。緊張と興奮から掛け声を忘れてしまったNicoさん。しかしいざ始まると、黒人バンドのドラマーが即興で曲に合わせ、アップテンポになると歓声と拍手で教会は大盛り上がり。熱狂に包まれる中、メンバーの一人が難しい振り付けをアレンジして披露すると大声援が。踊りだす人もいる中、最後は来場者と一緒に歌い上げ、演奏会は大成功で幕を閉じたという。
「ニューオーリンズは温かい人たちで溢れていて感動しました。人生観が変わったというメンバーもいます。次の演奏旅行も計画中です」とNicoさん。夢の舞台はまだ終わらないようだ。
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