世界で活躍する陶芸家・中村元風(がんぷう)氏が11月2日、奈良にある陶磁器の専門店「にっこう生活館」のトークイベントに登場し、作品の制作秘話を語った。
これは同店の企画展の一環で行われたもので、中村氏は陶芸の世界で難しいとされていた透明な赤である「奇赤(きせき)」の表現に成功したことで知られる稀代の人物だ。
トークイベントには16人が来場。中村氏は生物学の研究をしていたという経歴の話から、「目指すのは現代アート」という自身の作品を解説。「奇赤」の説明のほか、釉薬を科学的に扱い、0・0001g単位という徹底した配分技法などが語られ、来場者の興味を引き付けていた。
訪れていた男性は「こういう世界があるんだなと感じた」と話し、「これが現代アートであるという話にも納得」と作品を眺めていた。
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