神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2020年1月1日 エリアトップへ

荏子田在住八重沢さん パラ応援企画に一役 捺染(なっせん)ハンカチ、都内で展示

文化

公開:2020年1月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
試作品を持つ八重沢さん
試作品を持つ八重沢さん

 「デザインのつなぐ力で、大会を応援しよう――」。本年は五輪イヤーとして全国的に関心が高まる中、染色家、八重沢晃祥さん(53)=荏子田=が日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)主催の展覧会「フレフレハンカチ」でパラリンピック応援の一翼を担っている。八重沢さんは「染色で社会貢献ができるのは嬉しい」と語る。

 アジア最大級、約3000人が所属するデザインの全国組織JAGDA。フレフレハンカチ展はJAGDAが主催する障害のあるアーティストとパラリンピアンをデザインで応援することを目的に行われるチャリティーイベント。障害のあるアーティストとJAGDA所属デザイナーがコラボしたハンカチを全国で展示・販売することで、その収益金を「日本パラリンピアンズ協会」に寄付するもの。過去の企画では300万円の寄付が行われている。

「頼れる」染色家

 デザイナーが考えた図案をハンカチに表現するには、通常のプリント印刷ではなく布に印刷する捺染(なっせん)という技術が要る。そこで白羽の矢が立ったのが、染色と物づくりに精通して、著名デザイナーからの信頼も厚い(株)ヤエザワ=荏子田=の八重沢さんだった。

 八重沢さんは約30年前に新潟県の友禅染の工房に入り、1995年に独立。その腕を生かしながら、当時ヨーロッパで主流になりつつあった大判のインクジェットプリンターを使用した「デジタル捺染」をいち早く取り入れた。染料の工夫など試行錯誤の末に「鮮やかで深みのある色が出せ、表現の幅が格段に広がった」。以来、染色の質を求めるデザイナーや有名ブランドからの依頼が相次ぎ、アパレル、インテリア、広告、舞台衣装など様々な分野のテキスタイルや布製品を製作してきた。「区内ではラーメン大桜のバンダナや劇団四季の衣装も手がけました」と八重沢さん。

 展覧会「フレフレハンカチ」は1月17日(金)〜2月18日(火)まで六本木の東京ミッドタウン・デザインハブで開催。展示されるJAGDA所属のデザイナー172人の作品を、八重沢さんが実際のハンカチに仕上げた。35cm四方で、付属した木製スティックを穴に通すと、大会時には応援フラッグとしても使用可能だ。展覧会後は全国を巡回し、パラリンピックを盛り上げていく。

 八重沢さんは「実際に目で見て触れることで仕上がりを感じてほしい」と話し、「ぜひ皆さんのお気に入りを見つけて、青葉から大会を応援しましょう」と呼びかける。
 

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

青葉区版のトップニュース最新6

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

再整備に向け前進

藤が丘駅前地区

再整備に向け前進

基本計画まとまる

4月4日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

プレゼン大会で最高賞

柿の木台在住高橋春帆さん

プレゼン大会で最高賞

昨年から顕著な活躍続く

3月28日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook