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青葉区版 公開:2020年1月23日 エリアトップへ

キャサリン野村さん 「腹話術で笑顔に」 公演回数1200回到達

文化

公開:2020年1月23日

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「健太君」「桜ちゃん」と会話を繰り広げる野村さん
「健太君」「桜ちゃん」と会話を繰り広げる野村さん

 腹話術師として青葉区内外でボランティア活動を続けるキャサリン野村さん=新石川在住=が1月16日、1200回目の出演を若草台自治会館で果たした。「私の演技を見て少しでも元気になってもらえたら」と野村さんは今後も続けていくという。

 青葉区をはじめ、市内北部を中心に町内会や老人会、幼稚園等さまざまな場所で公演する野村さん。「腹話術で笑顔を届けたい」と20年近くにわたり活動を続けてきた。

 1200回目となったこの日は、若草台の老人会「若草会」主催のイベントに出演。相方の人形「健太君」と「桜ちゃん」が登場し、3人でテンポよく会話を繰り広げながら会場を沸かせた。3種類の声色を使い分けながら一つの歌を歌ったり、観客にカメラを向けられ「かっこよく写してほしいじぇ」と健太君がコメントしたりと、笑いと驚きが絶えない会に。公演後は若草会から1200回記念に花束も贈呈された。

 公演を見た女性は「高齢者は外に出づらいので楽しい会になってよかった」と笑顔。野村さんは「私の方が幸せをもらっている気持ちになり、ここまで続けてこられた。これからも呼んでもらえる間は続けていきたい」と話す。

演劇の夢、もう一度

 大正琴とピアノの講師でもある野村さん。東京音楽大学を首席で卒業するなど、音楽の道を歩んできたが、中学時代は演劇部で主役を演じ、演劇の世界を夢見ていた。両親の反対でそのときは夢を諦めたが、19年前にテレビで腹話術師のいっこく堂さんを見て衝撃を受けた。「腹話術は一人演劇。これだ、と確信した」と語る。

 以来、腹話術の練習を独学で始め、その後、教室に通いながら腕を磨き、当初年1、2回だった公演が徐々に増えていった。2003年にはラスベガスの世界大会にも出場を果たした。

 そんな折、7年前に父親が他界。「いつも笑ってろ」「休まず自分の穴は空けないように」と語っていたことから、今もその言葉を大切に胸に刻む。亡くなった翌日も腹話術の公演が入っていたが、休まず出演した。「いつも応援してくれている気がするんです」

 どの公演でも「楽しんでもらえるように」と客層を見て話す内容を変えたり、季節ネタを盛り込んだりと工夫を凝らす。夢は憧れのいっこく堂さんと一緒に舞台に立つことだ。

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