青葉区版 掲載号:2020年4月23日号 エリアトップへ

子どもとの接し方、コツは 学校休業受け、虐待を懸念

社会

掲載号:2020年4月23日号

  • LINE
  • hatena

 新型コロナウイルス感染症対策で、小・中学校、高校、特別支援学校等で臨時休業が続いている。外出自粛のストレスの下、保護者と子どもが一緒に過ごす時間が長くなり、虐待の増加を懸念する声も多い。本紙では星槎大学(青葉区さつきが丘)の准教授で、児童福祉が専門の中安恆太(こうた)氏=写真=に、保護者として子どもとどう接するべきか話を聞いた。

 横浜市中央児童相談所によると今年3月の虐待通告件数は非公表だが、昨年3月と比べ減っている状況だという。しかし、学校休業で教育現場からの通告が大幅に減っていることと、昨年は女児虐待死事件が大々的に報道されたため、通告が例年よりも多かったことを挙げ、虐待件数の減少を楽観視できる状況ではないと語る。児相担当者は電話での相談状況から「保護者の負荷、家庭内ストレスが高まっていると感じる」と話し、危機感をあらわにしている。

 こういった状況の中、中安氏は「虐待の一歩手前、不適切な養育が起きやすいのではないか」と警鐘を鳴らす。具体的には日常生活の中で人格否定や「ばか」などと言ったり、怒鳴ったりすること。中安氏は怒り方について一方的に押し付けるのではなく、子どもが何を求めているのかを考え、フィードバックすることが大切だと話す。例えば、子どもが1時間と定められたゲームをやめない状況であれば、怒鳴るのではなく「何時までの約束かな」「時間内でやめるにはどうしたらいいかな」と質問していく。大切なのは、子どもがゲームをやめることではなく、時間の使い方を学ぶことだと中安氏。「『何のために怒るのか』を保護者には考えてほしい。怒る理由は家庭を安全安心な場所にしたいためで、子どもとの関係性を悪くしたいわけではないはず。いらいらしやすい状況だが、その行動が正しいのか考えてほしい」と呼びかけ、「もし怒鳴ってしまったら子どもに謝りましょう」とアドバイス。「せっかくの機会。親子で過ごす時間を楽しんでほしい」と話している。

 一方、自分の感情がコントロールできなくなった場合は、迷わず青葉区役所こども家庭支援課(【電話】045・978・2460)または北部児童相談所(【電話】045・948・2441)にSOSを。夜間の場合は、よこはま子ども虐待ホットライン(【フリーダイヤル】0120・805・240)へ。

青葉区版のトップニュース最新6

「全妊婦にPCR検査を」

カンガルーの会

「全妊婦にPCR検査を」 社会

安心な出産求め 署名活動

5月21日号

SNSで飲食店を応援

SNSで飲食店を応援 経済

「#たまプラエール飯」開始

5月21日号

困窮家庭に「助け合い」弁当

困窮家庭に「助け合い」弁当 社会

藤が丘の飲食店が取組み

5月14日号

再整備計画素案を公表

藤が丘駅前

再整備計画素案を公表 経済

病院と公園は一体整備

5月14日号

テイクアウト店を紹介

横浜FM

テイクアウト店を紹介 社会

【Web限定記事】HPにオリジナルマップ

5月8日号

飲食店、原則禁煙へ

改正健康増進法

飲食店、原則禁煙へ 社会

市、主要駅周辺で確認調査

4月30日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月6日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 9月5日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 子どもの学びを止めるな!

    コラム「学校と社会をつなぎ直す」【5】

    子どもの学びを止めるな!

    桐蔭学園理事長 溝上慎一

    5月14日号

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年5月21日号

お問い合わせ

外部リンク