神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2020年6月4日 エリアトップへ

4月に横浜美術大学の新学長に就任した 宮津 大輔さん 千葉県市川市在住 57歳

公開:2020年6月4日

  • X
  • LINE
  • hatena

今ここが生きる場所

 ○…「美術大学であることが我々のアイデンティティー」。グローバル化に順応し、美術を活かして社会貢献できる人材の育成に意欲を示す。現代ではスマートフォンなどデジタル製品の操作性もデザインの領域。絵画や彫刻など伝統的な美術だけではなく新しい分野の教育も力を入れる。

 ○…大田区出身で、子ども時代から図工や美術が大好きだったと振り返る。美大進学を夢見たこともあったが、家族の意向もあり断念。明治学院大学で経営学を学び、卒業後は広告代理店に就職。通信事業者の広報、人事と、職を変えながら30年間に及ぶサラリーマン生活を送る。その傍ら現代アートコレクターとして名をはせ、念願だった美大教員に転身した。

 ○…「世の中を映している、同時代性を感じられる作品」に魅せられ、今では大小400点を所有し、コレクション展も多数。そんな同氏が初めて買った作品は草間彌生さんの「ドット」。30歳の時に夏と冬のボーナスを全額はたいて買い、「妻にめちゃくちゃ怒られました」と茶目っ気たっぷりに笑う。夫婦で暮らす自宅自体もアーティストの作品で、ふすまには奈良美智さんの作品も。「いい作品は10年、20年と飽きず、違うように見える」のがコレクションの醍醐味だ。

 ○…「遠回りが遠回りじゃないこともある」。美大に進学はしなかったが、企業人としての経験に加え、ビジネスの世界から社会と美術の関わりを見られたことは大きな糧に。「24時間365日、仕事の全てがアート。今が一番幸せ」と充実の日々を送る今だからこそ、学生には「今ここが生きる場所」だと伝えたい。全力を尽くすからこそ先がある。コロナ禍の只中、新学長として難しい船出となったが、思いは変わらず舵を取る。

青葉区版の人物風土記最新6

宇多(うだ) 範泰さん

4月1日付で青葉消防署長に着任した

宇多(うだ) 範泰さん

旭区在住 53歳

4月18日

加藤 良次さん

4月に横浜美術大学の新学長に就任した

加藤 良次さん

青葉区在勤 66歳

4月11日

鎌田 純さん

3月19日付で青葉警察署の署長に着任した

鎌田 純さん

市ケ尾町在住 58歳

4月4日

桑名 俊二さん

学校歯科医を45年間務め、このほど定年となる

桑名 俊二さん

美しが丘在住 75歳

3月28日

山本 章さん

3月20日で設立1周年を迎える社会福祉法人「あおばの実」の理事長を務める

山本 章さん

桂台在住 78歳

3月14日

宮原 洋明さん

中里地区青少年指導員の会長としてヒコーキ大会の運営にあたった

宮原 洋明さん

大場町在住 68歳

3月7日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook