星槎学園中高等部北斗校=緑区=で8月7日・8日、「星宙(ほしそら)の実り特別授業」が行われた。同校を含む中学、高校、大学などを運営する一般社団法人星槎グループは3年前からグループ全体で宇宙に関する授業に力を入れており、昨年には宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センターと連携協定を結んでいる。今回はさらに学びを深めてもらおうと、第一線で活躍する東京工業大学の中川麻悠子氏と黒川宏之氏、JAXAシニアフェローの川口淳一郎氏を講師に招き、授業を実施。北斗校の会場と、全国の星槎グループ約15校をオンラインでつなぎ、両日ともに小中高生ら約200人が参加した。
8日に講師を務めた川口氏は、世界で初めて小惑星に着陸してサンプルを持ち帰った小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務めた宇宙工学者。「やれる理由こそが着想を生む〜はやぶさ式思考法」と題したテーマで、高校生らを前に宇宙開発の歴史を語ったほか、未知のことに挑戦していく姿勢を講演。「やれる理由を見つけて挑戦しない限り成果は得られない」と参加者たちに伝えていた。最後には質疑応答もあり「発想の着眼点は」と聞かれると「解決しなければいけないことを考え、それを意識し続けること」と語っていた。
参加した今井直輝さん(高2)は「今日の授業をとても楽しみにしていた。『はやぶさ』の歴史を直に聞けて良かった」と語していた。
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>