ひきこもり支援説明会
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あおば子ども食堂実行委員会(三村徳子代表)は週に1度、子どもを対象に区内3カ所の地域ケアプラザで1食分の食料を無料で配布している。
「フードパントリー」と題して行う取り組み。貧困などの困難を抱えている子どもと家族のために、レトルト食品やカップ麺などの主食、缶詰などの副食、ジュースや菓子を組み合わせ、家族分の白米5合も含め1セットにして毎週水曜日に配布している。配布場所と時間は、美しが丘地域ケアプラザ(午後5時から6時)、もえぎ野地域ケアプラザ(6時から7時)、さつきが丘地域ケアプラザ(6時まで)。
子ども食堂に代えて
元々は食料配布ではなく、おにぎりと具沢山の味噌汁を用意し、区内各所で食事を提供していた同実行委員会。だが、コロナ禍でボランティアの安全確保の必要性や、利用者の減少、場所を借りていた地域ケアプラザの利用制限もあり、休止を余儀なくされている。しかし「(子ども食堂を)やめてしまえば、おなかをすかせた子どもが困る」(三村代表)と、食料配布の形に切り替え、8月から続けている。
「1食分助かる」
食料配布日の10月7日、美しが丘地域ケアプラザを訪れたのは4組の親子。悪天候もあって人数は少なかったが、普段は9組前後が利用するという。利用者の中には貧困が理由ではなく、実行委員らボランティアと子どもの交流を目的にするケースもあったが、「コロナ禍で収入が減って苦しい。1食分助かる」と話す母親もいた。
実行委員の中塚進さんによると、各利用者に事情を聞くことはせず、本来の目的とは異なったケースも認識しているという。その上で「大勢の利用がないと、本当に必要な人も利用しづらくなってしまう。10人のうち1人でも、本当に困っている人に食料を届けられたら」と思いを話す。また、「コロナ禍で生活に困っている人は多いと感じているが、(開館時間の短縮など)施設側の事情もあり、配布時間は1時間と短い。食料が必要な人に渡し切れていない可能性がある」と指摘。「以前のように子ども食堂が再開でき、ゆっくり食事しながら話を聞き、相談できるようになれば」と望みを語った。
寄付を呼び掛け
各地域ケアプラザで配布している食料は、同実行委員会が活動費から購入したり、社会福祉協議会などから寄贈を受け、毎週40食から50食程度を用意している。三村代表は「私たちはおなかをすかせている子どもを1人でも少なくしたい」と話し、寄付や食料の寄贈を呼び掛けている。食料は保存でき、賞味期限に余裕があるもの。寄付等の申し出は、あおばボランティアセンターへ。【電話】045・972・7018
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映画で学ぶ英会話4月18日 |
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