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医療レポート【9】 放っておくと胃がんのリスクも ピロリ菌、除菌後も定期的な検査を
「苦しくなく、痛みに配慮した内視鏡検査を」と開院以来多くの患者を診察してきた「たまプラーザ南口胃腸内科クリニック」(平島徹朗院長)。今回は同院の東瑞智(あずまみずとも)医師に、ピロリ菌除菌後の注意点などを聞いた。
「ピロリ菌に感染すると胃袋で慢性的な炎症が続き、胃の粘膜がやせ細り、防御する力が弱まります。すぐに特定の症状がでる訳ではありませんが、胃の不調のほか、1番問題なのは慢性的な炎症で萎縮した部分から胃がんが発生してくる可能性。ピロリ菌を除菌しても荒れた粘膜はすぐには元に戻らないので、胃がんのリスクがあるという認識で、定期的に検査をすることが大切です」
荒れた状態の胃が治るのには20〜30年かかる。しかし、除菌せずに放っておけば胃がんのリスクが高まるので早めの検査、除菌が重要だ。「除菌の際にがんを見過ごし、その後に正常な粘膜が作られてがんが隠れてしまう『ピロリ除菌後胃がん』が問題になっています。がんを見落とさないためにも高性能のカメラで、専門医に検査してもらうことが大切です」
除菌後に荒れた粘膜が治る年数を考えると、若いうちの対策も重要。「ご両親がピロリ菌を持っていた、胃がんがあったという人は早めの検査をお勧めします」
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