神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2020年11月19日 エリアトップへ

県内を中心に40店舗展開する(株)有隣堂の社長に就任した 松信 健太郎さん 港北区在住 47歳

公開:2020年11月19日

  • X
  • LINE
  • hatena

価値を創造する書店へ

 ○…創業明治42年、111年の歴史を持つ書店有隣堂。その7代目としてこの9月に21年ぶりの社長交代となった。「まずは赤字脱却」。コロナで店頭売上が昨年比45億円減の厳しい状況での就任だが気負いはない。あるのはさらなる飛躍への明確な覚悟だけ。「今後の成長発展プランを打ち立てる前の第1局面」といまを位置づける。

 ○…会社を第一に考える祖父の姿から「大変だろう」と後を継ぐ未来を想像できなかった幼少期。大学卒業後は弁護士を目指したが、挫折を機に34歳で「拾ってくれた」有隣堂へ。「社長である父に後継がおらず、入社は将来代表者になることを意味していたが飛び込んだ」。事業部長などを経て昨年副社長になったが入社当初の”お客様奉仕”という根本は変わらない。都内商業施設に書店だけでない新コンセプトの店舗を出店した際、人が溢れた開店日を「最高の瞬間」と話すなど顧客が喜ぶ姿を見るのが一番のやりがいだ。

 ○…「365日会社のことを考えていて趣味もほとんどない」とトップの厳しい内面を吐露。その一方「なるべく自由でわがままなくらいでいい」と2人の息子の話になると思わず笑顔に。子育てが仕事のヒントになることもあり、子どもが書店で遊べるよう、ある店舗ではキッズスペースを囲む形で母親が読書できる空間を開設。「お客様に選ばれるため常に新しいことに挑戦したい」

 ○…年々本離れが進む現況を踏まえ「既存店を本を売る場所から人が集う場所に作り替える」ことが当面の目標。就任時の社長あいさつで「時代の変化に対応するだけでなく一人一人があらゆる価値を創造していこう」と社員に伝え、自身も「リーダーにふさわしいよう自己成長を続けていく」と未来を見据えた。

青葉区版の人物風土記最新6

桑名 俊二さん

学校歯科医を45年間務め、このほど定年となる

桑名 俊二さん

美しが丘在住 75歳

3月28日

山本 章さん

3月20日で設立1周年を迎える社会福祉法人「あおばの実」の理事長を務める

山本 章さん

桂台在住 78歳

3月14日

宮原 洋明さん

中里地区青少年指導員の会長としてヒコーキ大会の運営にあたった

宮原 洋明さん

大場町在住 68歳

3月7日

冨樫 剛一さん

2月1日から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

すすき野出身 52歳

2月29日

岡﨑 萌々(もも)さん

第78回市町村対抗かながわ駅伝に横浜市代表として出場し、優勝に貢献した

岡﨑 萌々(もも)さん

青葉区在住 16歳

2月22日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊺専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『網膜剝離と診断されましたが、どんな治療が必要になるのでしょうか?』

    3月28日

  • おばあちゃん先生の子育てコラム

    おばあちゃん先生の子育てコラム

    第43回 「一人で悩まず、一緒に子育てしていきます」

    3月28日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.9 塗装業も歯科医も「専門家」を選ぼう

    3月21日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook