老舗書店の社員が文房具や本、雑貨などを「愛を持って」紹介するYouTubeチャンネルが注目を集めている。
県内を中心に40店舗展開する(株)有隣堂が、5分から10分ほどの動画を発信する「有隣堂しか知らない世界」。ミミズクのキャラクターMCと、商品にこだわりを持つ同社社員らとの掛け合いが魅力で、毎週火曜日更新。11月10日時点で20回まで公開している=写真。
紹介する「世界」は書籍のほか、インクをつけて使うガラス製のペンやイラストの型を抜くクラフトパンチなどさまざま。担当者は「おすすめは12回目の『油性ボールペンの世界』」とし、「一強」といわれる三菱鉛筆のジェットストリームより書きやすいペンを紹介する企画を挙げる。
キャラMCの語り口が好評で、商品を紹介された時に「これ好きじゃないなあ」とばっさり斬る場面も。セリフがほぼアドリブで、キャラの声が社外の人間だからこその”辛口”になっている。
企画の選定基準でも、「サムネイル(番組一覧の静止画)で映えるもの」と徹底して面白さを追求。「まずは自由に楽しんで」と担当者。
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