市立山内小学校(佐藤正淳校長)で11月5日、4年生児童を対象に「味覚の授業」が行われた。
昨年から始まった体験型授業。都内の有名レストランで総料理長を務める入江誠さんが講師となり、児童に味覚や嗅覚などの五感、甘味や苦味、うま味などの五味について分かりやすく解説した。
授業では鼻をつまんでレーズンを食べ、人間が舌だけではなく、鼻など五感で味を感じていることを体験。実際に砂糖や塩、酢などを食し、感覚の違いも学んだ。また、味噌だけの味噌汁とだしも入った味噌汁を比べ、旨味の作用も確認。最後は入江さんが作った五味が含まれているクッキーを食べ、児童らは「美味しい」と喜んでいた。
授業を受けた児童は「味覚について知ることができて良かった」「苦手な食べ物は多いけれど今後は味覚を意識したい」と話していた。
子どもが同校に通っていることがきっかけで昨年から授業を行う入江さん。「シェフになって27年間学んできたことを伝えることで、食に向き合うきっかけになれば」と話し、「これから嫌いな食べ物に出合ったとき、なぜ嫌いなのか掘り下げて分析してほしい」と話していた。
佐藤校長は「1日3食食べるが味覚について考える機会は少ない。今回の授業を通じて学んだことを給食や家庭での食事に生かしてもらえれば」と話した。
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>