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青葉区版 公開:2021年3月4日 エリアトップへ

3・11連載【1】東日本大震災から10年”忘れない”を力に 「ボランティア」から「家族」へ 都筑区で活動 岡田章吾さん(35)

文化

公開:2021年3月4日

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モデル事務所VELBED.の代表。活動の様子はインスタグラム@shogo_velbedから。
モデル事務所VELBED.の代表。活動の様子はインスタグラム@shogo_velbedから。

 トンカチで殴られたような衝撃―。テレビが伝える映像に息をのまれ、1カ月後岩手県へ向かった。翌月からは宮城県石巻市で水産工場を営む佐藤さんの手伝いを毎月行った。「僕の力が少しでも復興の役に立てば」と始めた活動は今年で10年を迎える。

 都内を中心に雑誌やCMでモデルとして活動するが、石巻で土に触れる大切さを感じ、3年前から都筑区荏田南で農園を営み始めた。

親戚のような距離で

 震災直後のように時が止まった石巻市の金華山黄金山神社の復興作業を13年から始めた。最も震源に近い島だが、市街地から遠く、作業を行うのは神主と77歳の男性高齢者2人だけ。崩れた鳥居や参道の整備を行うには人手も資金も足りずCF(クラウドファンディング)に取組んだ。「多くの人の協力で目標の220万を達成できた」と振り返る。「ありがとうって年下の僕たちに頭を下げるんです。その姿を見ると力になりたいと強く思いました」。コロナの影響で鳥居の取り付けが遅れているが、昨年までに参道の整備が整い復興まではあと一息だ。

 「始まりはボランティアだったけど、今はもう親戚みたい」と話す。初めは黙々と作業をしていたが、岡田さんの冗談に笑顔を見せなかった工場の佐藤さんがクスッと笑った瞬間が。「僕にできることは家族に寄り添って一緒に歩くことかもしれない」と復興のためから佐藤さんのためと目的が変化していった。

 12年の夏、運営を任されていた祭の準備をしていると、町のみんなが集まりサプライズで結婚式を用意してくれた。「まちの仲間になったようで涙が止まらなかった」

 「復興なんて僕が言えることではないけど震災前に比べて良かったと思えることを一つでも増やしていければ」と活動は続いていく。

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