さつきが丘小学校の児童が製作したベンチが3月26日、恩田川沿いに設置された。製作したのは1年前に同校を卒業した6年3組の児童。卒業までに設置する予定だったが、新型コロナの影響で延期になっていた。
児童たちは当時、総合的な学習の時間に自分たちに身近な恩田川について調べ、清掃活動などをする一方で、川沿いに以前から設置されていたベンチが老朽化していたのを見て、新しく作り直して川沿いの散策を楽しむ人々の憩いの場になればと製作を思い立った。
近隣の工務店を訪ねて木材を譲り受け、イラストは学年投票で募集し色塗りにも挑戦。座面には恩田川と緑、背もたれには富士山を描き、「町も豊かに 心も豊かに」というメッセージを添え完成させた。
ベンチは校舎内で保管され、その思いは同じく恩田川について調べ、今年3月に卒業した6年3組に引き継がれた。
設置場所は下台交差点近くの恩田川沿いで、同校でボランティアをしている下山和正さん=写真左=の畑の前。2年続けて6年3組の担任となった長島秀幸教諭=同右=は「児童たち2年分の思いを込めたベンチをやっと設置できた」と安堵の表情。下山会長は「さっそく座っている人もいて好評。子どもたちが願った『憩いの場』になれば」と笑顔で語った。
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