20世紀の日本を代表する染色家、芹沢銈介(けいすけ)。青葉区在住の海野(うんの)雅央(まさなか)さん(74)が約40年にわたり収集してきた118点を展示する芹沢銈介展が6月4日(金)から13日(日)まで横浜市中区で行われる。
民芸運動の担い手として様々な作品を残し、人間国宝として高い評価を受けた芹沢だが、海野さんが作品に出会ったのは大学卒業後、鶴見大学図書館に勤務するようになってから。司書として知識を蓄えようと訪れた国立国会図書館の「本の装幀展示会」で芹沢が手掛けた装幀本と巡り会ったのが始まりだった。以後は鶴見区の西田書店などの協力を得ながら、装幀本を手始めに型絵染の作品などのコレクションを続け、今回は厳選した肉筆11点、型絵染60点、私家本47点を展示する。
作品自体のすばらしさに加え、「静岡県人の気風か、穏やかな作品が多い。多くの弟子を育て、義理堅い面もあるなど、その人間性にも魅力を感じる」と海野さん。「作品を自分の目で見て、感じてもらい、芹沢銈介を知ってもらえたら」。
展示はゴールデンギャラリー(桜木町駅徒歩1分/桜木町ぴおシティ3階)。午前10時から午後6時まで。入場無料。(問)同ギャラリー【電話】045・201・7118
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