たちばな台在住の大石さち子さんがこのほど、月刊PHPが一般から作品を募集する「第六十一回PHP賞」で入賞した。入賞作品は10月9日発売の月刊PHP11月号に掲載される。
応募総数512通で入選者は6人。今回は「心がぬくもりを感じた、あの出会い」がテーマで、大石さんはみたけ台にあった県立の児童養護施設、中里学園で出会った少年との交流を描いた。
大石さんは1993年から同施設の子どもたちと関わるように。許可を得て園庭で遊んだり話をしたりする中で、過去に親から受けた虐待や育児放棄で苦しむ話を聞くようになった。
今回の作品「お母さんの魔法の毛布」は、その中で出会った少年との話を綴ったもの。小さい頃から父親に虐待を受け続け「家は、いつも地獄だった」と話す少年。しかし、母親の話になると嬉しそうに語りだし、その様子を温かく見守る大石さんの心情が描かれている。
同施設が2017年に閉園になるまで日刊紙のタウンレポーターとしてイベントなどを取材し続けてきた大石さん。今回の受賞を受け、「辛い思いをして施設に来た子どもたちが元気になっていく姿が嬉しかった。作品を通じて一人でも多くの方に児童養護施設での暮らしについて知ってもらえたら」と話している。
|
<PR>
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
映画で学ぶ英会話4月18日 |
|
<PR>