市立あかね台中学校(熊谷博文校長)が創立10周年を迎え、10月29日に記念式典が行われた。あいさつに立った熊谷校長=写真=は「これからも生徒が『自ら進んで、学ぶ、鍛える、共に生きる』学校をつくっていきたい」と力強く語った。
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記念式典はコロナ禍のためライブ中継の形を取り、生徒たちは各教室から式典を見学した。式典には熊谷校長や同校第3代PTA会長で今回の記念事業実行委員長を務めた木村正樹さん、そして来賓として学校運営協議会の久保田実会長らが出席。熊谷校長は開校当初からの関係者の思いである「地域とともに歩む学校づくり」を今後も進めていきたいとし、生徒たちにはコロナ禍の困難を乗り越えてきたことを称え、「志や夢を見つけて、将来へ羽ばたいてほしい」と語りかけた。
木村委員長や久保田会長からの祝辞のあとには、卒業生からのビデオメッセージが紹介されたほか、5期生で現在は東京藝術大学で学ぶトロンボーン奏者の廣瀬真琴さんによる祝典演奏も披露され、演奏後には各教室から大きな拍手が沸いていた。
式典の最後には木村委員長から生徒会長の羽深正晃さんに記念品贈呈の目録も手渡され、熊谷校長は「この日を迎えられたのも保護者や地域の方々のおかげ。今後も思いを引き継ぎ、より良い学校を作っていきたい」と語った。
これからも地域とともにあかね台中の10年
あかね台中学校は田奈、奈良中学校の規模適正化のために2008年に開校準備委員会が発足し、11年4月に市内147番目の市立中学校として開校した。翌年には市内小中学校では初の全天候型プールも完成。また、奈良町連合自治会の関根宏一会長らの協力で通学路に街灯を設置。保護者や地域住民、学校が一体となって学校の発展を支え、これまで2038人の卒業生を輩出してきた。10年前にはまだ小さかった同校中庭のシンボルツリーのしだれ桜=写真=も大きく育った。
10周年記念では、通用門の花壇の整備や生徒会による学校旗の製作も行われ、次の10年、20年後につながる学校づくりが広がっている。学校運営協議会の久保田会長は「皆さんのおかげで素晴らしい10周年を迎えられた。今後も地域で応援していきたい」と語った。
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